巻之九 1998/08/23
ばに〜さんに会いに行こう!!
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皆さん、バニーガールはご存知ですね?

今回は、初めてバニーガールを見た新入社員S君の物語です。

長いうえに、内輪ネタですがご容赦ください。



<登場人物>

E氏・・・・・・・の派遣先の社員さん。

S君・・・・・・・E氏の後輩で悩める新入社員。

ばに〜さんA

ばに〜さんB








その日、トレッキー(スタートレックのファン)を自称すると、同じく

トレッキーのE氏とで、会社帰りにその手のマニアックな店に行ってみよう

とゆう事になりました。

で、帰るときになると新入社員のS君も仕事を終えていたので3人で会社を

出ました。



S君「どっか行くんですか?」

 「ひ・み・つ」

E氏「ディープなとこ」



などと話しながら3人で歩いていました。



でも、店に着くと定休日でした。



 「ちいっ!一杯ひっかけて帰りましょう。どっかいいとこない?」

E氏「たこ焼の店でいいですか?」

 「どのへんにあるの?」

E氏「○○Houseのそば」

 「そーいえば○○Houseのばに〜さんの所も長いこと行ってないなー」



今にして思えば、この時S君の眼鏡がキラリ☆彡と光ったような気が・・・。






たこ焼を食べ終えて店を出ました。

 「どーする?」

E氏「どーしよー」

 「ゲーセンか ばに〜さんの店か 帰るか」

E氏「極端な選択肢ですねぇ」

S君「ばっ!!ばに〜さんとこいきましょうっ!!」



今にして思えば、この時S君の眼鏡がギラリ☆彡と光ったような気が・・・。






店に着きました。



S君「おおぉぉぉ・・・・。」



席に案内され座っていると、やって来ましたばに〜さんA



ばに〜さんA「水割りでいいですか?」

バカ3人組 「は〜い」



テーブルの脇でいそいそと水割りを作っているばに〜さんA

S君はそれこそ舐めるような視線を送っていました・・・。

もちろん眼鏡はギラギラと光っています。



ばに〜さんA「ごゆっくりどうぞ〜(は〜とま〜く)」

バカ3人組 「は〜い」



立ち去って行くばに〜さんAの後ろ姿を、S君放心状態で眺めています。

とーぜん眼鏡は・・・・・。



S君「うおおおおおっ!! すごいぢゃないですかぁぁぁぁっ!!」

 「ばに〜さんの店ははぢめて?」

S君「はいっ!!」

E氏「僕も見たことなかったです。」



2人の反応に若干の差がみられます。

この後、 一方的なS君の独走により

この差は加速度的に開いていきます・・。






ちょっと一服しようと思って煙草に火をつけたときに

ある事を思い出したので、S君に教えてあげました。



 「ばに〜さんの前で煙草くわえたら、火ぃ点けてくれるで」

S君「え〜〜っ!!1本くださいっ!!」

 「あれ!?煙草持ってへんのかいな?・・・・そーいや禁煙してたなぁ」

S君「してませんっ!!!!!」

 「・・・・・・」

E氏「・・・・・・」



ばに〜さんAがやって来ました。

S君はあからさまに煙草をくわえます。

何も知らないばに〜さんAは親切に火を点けてくれました。

エアコンの風のせいで点きにくかったんですが、ばに〜さんA

一生懸命点けてくれました。

立ち去って行くばに〜さんAの後ろ姿を、S君放心状態で眺めています。

とても幸せそうです。



 「ライターの周り囲ったらんとあかんやん」

S君「そっ!そうですね!!次はそうします!!」



既にこの時点でE氏ばに〜さんに興味を失い、、、、というより

S君のほうが興味深い対象である事に気づいていました。

まったくもって同感です。






ばに〜さんBが来ました。



S君「煙草1本くださいっ!!!」



しかし、今回はよそのテーブルに行ってしまいました。

でもS君は煙草を離さずキョロキョロしています。

もちろん自分で火を点ける素振りはありません。

それどころか、がライターをテーブルに置いているせいだと思ったのか



S君「ち!ちょっとライター隠してください!!」



などとお願いされてしまいました。

だいぶ壊れてきたようです。



やっとばに〜さんAが現れました。

S君は喜び勇んで煙草をくわえます。

しゅぽっ!(ライター点火音)

じじじじ・・(煙草着火音)



S君 「い、今ライターの周りを囲ったときにばに〜さんの手

  さわってしまいましたよぅ〜〜〜っ!!!!!

  うおぉぉぉっ!!やりいぃぃぃぃっ!!!」



言いながら彼は、ライターを囲うジェスチャーをしていましたが、

それは、ライターを囲うというよりは、

小刻みなモンゴリアンチョップを連打しているようでした。






ばに〜さんBが料理を持ってやって来ました。

料理を置き、にっこり微笑んで近くのテーブルのチェックをしています。

そして、今まさにうちのテーブルから離れようというとき、に耳打ちしてきました。



S君「あのばに〜さん胸おっきいですね(*^_^*)



本人に聞こえとる・・・。



ばに〜さんBは二度とやって来ませんでした。






ばに〜さんAがやって来ます。



S君「煙草1本ください!!!!」



癌になるぞっ!!



今回はなかなか点かないようです。

ふと見てみると、ばに〜さんAはライターの火は点けるんですが

煙草に火が点く前に手を引っ込めようとしています。

それを繰り返してます・・・。



こころなしか、顔も引き攣っていて、腰も引けています。

おびえているんでしょうか・・・?。



E氏「すいませんっ!!彼、火ぃ点けてもらうの、

   すごい楽しみにしてるんですぅっ!!」



 「そうなんですっ!!彼、こんなとこ初めてなんですぅっ!!」



おもわず2人で謝ってしまいました・・・。



ばに〜さんAは二度とやって来ませんでした。






その後もS君はキョロキョロし続け、常にばに〜さんを視界に捕らえる

ように気を配っているようでした・・・。






店を出た後も興奮覚めやらぬS君



その後3人でカラオケに行ったのですが、S君

憑かれたようにSPEEDの曲を熱唱してくれました。

もちろん振り付きです。






こんなS君は善人です。

くれぐれも誤解のなきよう。
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