巻之弐拾六 2003/02/10
ゴッホ
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ここのネタにしては、結構タイムリーだぁ。。。



先日、予想価格1〜2万円の「農夫」の絵画が、ゴッホの作と判明したとたんに

6600万円まで跳ね上がったのだそうだ。

絵画の世界というのは、絵自体の評価はどうなっているのだろう?

絵の出来はどうでもいいのだろうか??

細かい筆の流れを鑑定して評価を下すより、「見て」美しいかどうかで評価しては

いかんのだろうか?

既に確定されてから長い年月が経っている価値観を愚弄するつもりはありませんが、

最初に値をつけた人は、この絵自体は1〜2万円と判断し、

「ゴッホだから」と言う理由で、数千万円ほど値上がりわけですが、いくらなんでも

釈然としなさすぎるのは私だけかい?





仮に、ゴッホが誰も知らない別名で絵を描いて、それが流通したら1〜2万円で

売買されるのだろうか?

ゴッホが描いたのに!?





仮に、贋作家でなく、たまたまゴッホと全く同じ筆致で絵を描く植木屋が居るとして、その人が

休みの日に暇つぶしに書いた絵を、ゴッホ美術館の鑑定人が「ゴッホっす♪」と言ったら

6600万円で売買されるのだろうか?

ゴッホが描いたんじゃないのに!?





ゴッホが気の毒すぎます。。。

まあ、そんなに単純な話ではないのでしょうが、なんにせよ世の中、ネームバリューというのは

大切なんだなぁ〜と思った出来事でした。


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